Mihomo Party とは?Windows 11 ユーザーに選ばれる理由
Mihomo Party(通称 Clash Party)は、Mihomo コア(旧 Clash Meta)を GUI で操作できる Windows 向けデスクトップクライアントです。2023年以降、Clash for Windows(CFW)が公式に開発停止したあと、「CFW の後継はどれか」と検索するユーザーが増え、その回答の一つとして Mihomo Party の名前をよく耳にするようになりました。
Clash 系クライアントには Clash Verge Rev や Clash Nyanpasu など複数の選択肢がありますが、Mihomo Party は Windows 11 を含む Windows 10/11 環境での動作に最適化されており、日本語 UI も用意されています。インターフェースが CFW に近いため、以前 CFW を使っていた方は移行後も違和感が少ない点が評価されています。
なお、本記事はインストール手順のみを扱います。サブスクリプション(設定ファイル)の取り込みやプロキシの有効化については、当サイトのClash Verge Rev 設定ガイドなど別記事を参照してください。まずは「正しい場所からダウンロードして、問題なく起動できる状態」までを一緒に進めましょう。
mihomo-party-org/clash-party です。検索エンジンの広告ページや名称が似た偽サイトには注意してください。ブラウザのアドレスバーに github.com/mihomo-party-org/clash-party と表示されていることを必ず確認しましょう。
インストール前の準備
作業を始める前に、お使いの PC が Mihomo Party の動作要件を満たしているか、またダウンロード環境が整っているかを確認してください。
システム要件
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| OS | Windows 11(64 ビット)または Windows 10 1903 以降 |
| CPU | x64(Intel / AMD)。Surface Pro X など ARM 端末は arm64 版を選択 |
| 空き容量 | 200 MB 以上(GeoIP などのデータ取得後はさらに増加) |
| .NET ランタイム | 最新版ではインストーラが自動で導入する場合あり。不足時は Microsoft 公式から .NET 8 Runtime を入手 |
Windows 11 ホーム版とプロフェッショナル版でインストール手順に差はありません。どちらも同じ手順で進められます。
公式 GitHub Release ページの見分け方
Mihomo Party の唯一の正規ダウンロード元は、GitHub の Releases ページです。
- ブラウザで https://github.com/mihomo-party-org/clash-party/releases を開きます。
- ページ最上部に表示される最新のバージョン番号(例:
v1.9.5)を確認します。バージョンは更新が早いため、常に GitHub 上の最新 Release を基準にしてください。 - Release 本文の「Windows10/11」セクションを探し、お使いの PC に合ったファイルを選びます。
mihomo-party-org / clash-party と緑色の Releases タブが表示されます。アドレスバーが github.com/mihomo-party-org/clash-party/releases であることも合わせて確認してください。
インストール前のチェックリスト
- 他のプロキシソフトを一時停止:旧 Clash for Windows、v2rayN、他社 VPN クライアントなどが動いていると、インストール後の初回起動でポート競合が起きることがあります。
- 管理者権限が必要なタイミング:通常のインストール自体は一般ユーザー権限で問題ありません。SmartScreen や UAC のダイアログが出た場合のみ「はい」を選択します。TUN モードの設定は本記事の範囲外です(インストール後の別設定)。
- セキュリティソフトの確認:一部の AV ソフトは Clash 系クライアントを誤検知します。インストール中にブロックされた場合は、公式 GitHub から取得したファイルであることを確認のうえ例外設定を検討してください。
インストール手順:ダウンロードから完了まで
以下の手順どおりに進めれば、約 5 分で Mihomo Party のインストールが完了します。迷ったら番号順に操作してください。
ステップ 1:インストールパッケージをダウンロードする
- 上記の GitHub Releases ページを開き、最新版の Release をクリックして展開します。
- Release 本文内の「Windows10/11」→「インストール版:64 ビット」リンクをクリックします。
- ファイル名の例:
clash-party-windows-1.9.x-x64-setup.exe(バージョン番号は Release ごとに異なります)。 - ダウンロードフォルダに
.exeファイルが保存されたことを確認します。
-setup.exe はインストールウィザード付きで、スタートメニュー登録やアンインストールが簡単です。-portable.7z は解凍してそのまま実行する形式で、レジストリを書き換えません。初めての方は setup.exe を選んでください。将来 .msi 形式が追加された場合も、ウィザードの画面構成は .exe とほぼ同様です。
windows と x64-setup が含まれるものが Windows 11 向けインストーラです。
ステップ 2:インストーラを実行する
- ダウンロードした
setup.exeをダブルクリックします。 - インストールウィザードが起動したら、言語を選び「次へ」をクリックします。
- インストール先を確認します。既定の
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\clash-partyのままで問題ありません。変更する必要は通常ありません。 - デスクトップにショートカットを作成にチェックを入れると、後から起動しやすくなります(任意)。
- 「インストール」をクリックし、進行バーが 100% になるまで待ちます。
- 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
ステップ 3:Windows SmartScreen への対処
初回実行時に「Microsoft Defender SmartScreen が不明なアプリの起動をブロックしました」と表示されることがあります。オープンソースソフトウェアではよくある現象で、公式 GitHub から取得したファイルであれば次の手順で進めて問題ありません。
- ダイアログ内の「詳細情報」をクリックします。
- 表示された「実行」ボタンをクリックします。
ステップ 4:Mihomo Party を起動する
- スタートメニューで「Clash Party」または「Mihomo Party」を検索し、クリックして起動します(デスクトップにショートカットを作った場合はそちらからでも可)。
- 初回起動時、Windows ファイアウォールから「このアプリがネットワークにアクセスすることを許可しますか?」と聞かれたら、プライベートネットワークとパブリックネットワークの両方で「アクセスを許可する」を選びます。
- 数秒待つとメインウィンドウが表示され、タスクバー右下(システムトレイ)に Mihomo Party のアイコンが現れます。
インストール後の確認:正常起動のチェック
インストールが成功したかどうかは、次の 3 点を確認すれば判断できます。サブスクリプションをまだ取り込んでいなくても、以下が満たされていれば問題ありません。
1. メイン画面が表示される
Mihomo Party のウィンドウが開き、左側にナビゲーションメニュー(プロキシ、プロファイル、設定など)、右側にコンテンツエリアが表示されていれば OK です。ノード一覧が空でも正常です——サブスクリプション未設定の状態です。
2. システムトレイにアイコンがある
タスクバー右端の「^」をクリックして隠れアイコンを展開すると、Mihomo Party のアイコンが表示されます。ウィンドウを閉じてもトレイから再度開けるため、常駐型クライアントとして正常に動作しています。
3. 「画面が開ける = インストール成功」
ここまで確認できれば、Mihomo Party のインストールは完了です。プロキシがまだ使えないのは、設定ファイル(サブスクリプション)を取り込んでいないためで、インストール失敗ではありません。次のステップとして、プロバイダーから取得したサブスクリプション URL をアプリに取り込む操作に進んでください(詳細は別記事で解説)。
よくある問題と注意事項
GitHub からのダウンロードが遅い・失敗する
国内ネットワーク環境では GitHub のダウンロード速度が不安定になることがあります。ブラウザのダウンロードを一度キャンセルし、時間帯を変えて再試行するか、ダウンロードマネージャーを使う方法があります。第三者の「高速ミラー」サイトは改ざんされたインストーラが配布される事例も報告されているため、可能な限り公式 GitHub Release のみを利用してください。
インストール後、ダブルクリックしても反応がない
次の順番で切り分けてください。
- セキュリティソフトの隔離・検疫フォルダに
clash-party関連ファイルがないか確認し、あれば復元して例外に追加します。 - インストーラを右クリック → 管理者として実行で再インストールします。
- タスクマネージャーで同名プロセスが既に起動していないか確認します。ゾンビプロセスがある場合は終了してから再起動します。
旧 Clash for Windows とのポート競合
CFW をアンインストールせずに Mihomo Party を入れると、混合ポート(既定 7890 など)が競合し、どちらか一方が起動しないことがあります。CFW を先にアンインストールするか、Mihomo Party の設定でポート番号を変更してください。本記事ではポート変更の詳細には触れません。
ARM 版 Surface などで起動しない
x64 版のインストーラを ARM 端末に入れると、起動直後にクラッシュしたり無反応になったりします。Release ページの「Windows10/11」セクションから arm64-setup.exe を選び直してください。
偽インストーラに注意
検索エンジンの広告枠や SNS で「Mihomo Party 公式ダウンロード」と称する第三者サイトが出回っています。ファイル名やアイコンが似せられていても、GitHub 以外の URL から取得したインストーラは使用しないでください。必ず github.com/mihomo-party-org/clash-party/releases から直接ダウンロードしましょう。
まとめ
本記事では、Windows 11 向け Mihomo Party のダウンロードからインストール、初回起動の確認までを解説しました。要点は次の 3 つです。
- 公式 GitHub Release(
mihomo-party-org/clash-party)からx64-setup.exeを取得する。 - SmartScreen やファイアウォールのダイアログは、公式ファイルであれば許可して進める。
- メイン画面とトレイアイコンが表示されればインストール成功。サブスク未設定は正常な初期状態。
Mihomo Party は CFW に近い UI で Windows 11 ユーザーに人気がありますが、macOS や Linux への対応は Clash Verge Rev の方が成熟している場面もあり、スマートフォン向けクライアントは別途必要になります。また、インストール後のサブスク取込や TUN 設定は GUI の項目が多く、初見ではどこを触ればよいか迷いやすいという声もあります。
複数 OS をまたいで同じ Mihomo コア体験を求めている方や、インストール後の設定ステップをできるだけ短く済ませたい方には、Windows・macOS・Android・iOS を横断して使える Clash クライアントも有力な選択肢です。サブスクリプション URL を貼るだけで基本設定が整う構成になっており、Mihomo Party でつまずきがちな「取り込み後に何をオンにするか」を改めて調べ直す手間を減らせます。